Computex台北 2025
毎年、台北(台湾)で開催されるComputexというIT系展示会に参加してきました。
前々から名前は知っていたものの、私の会社が観に行って意味があるだろうか・・とふんぎりがつかないでいたのですが今年は思い切りました。結論としては行って良かったです。

台湾貿易センター(Taiwan External Trade Development Council 、TAITRA)が主催するこのイベント、今年は国内外から1,400社のテクノロジー企業が出展します。80,000㎡の展示面積と4,800のブースが集いました。一般の方には馴染みがないかもしれませんが台湾は半導体やコンピューター関連メーカーが多い国です。

正直なところ、展示されていたのはサーバー用ハードウェアやマザーボード、PCケースなど、私たちの日常業務に直接関わる製品は少なめでした。
ただ、台湾企業の多くが日本の地方パートナーを求めていることや、これまで遠い存在だと思っていた海外メーカーとの距離が意外と近いことを実感できたのは大きな収穫でした。すぐに何かが変わるわけではありませんが、視野は確実に広がったと思います。
来年もし機会があれば、また参加してみたいと思っています。
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展示会はそんな感じでしたが、台湾では新型コロナ対策を機にデジタル化が一気に進んだと聞いていたので、実際の街中でその様子を見ることができたのも良い経験でした。バス停にはリアルタイムでバスの位置が分かるディスプレイが設置されており、スマートフォンアプリと連動して「あと何分で到着」が一目で分かります。MRTの駅構内でも、多言語対応のデジタルサイネージが効果的に配置されていました。
このあたりは国土が小さく、政策の実行から効果測定までのスピードが速いからこそ実現できる部分もあるのでしょう。ニセコエリアでも参考になる取り組みがいくつかありそうでした。