
ここ最近、企業や団体を狙ったサイバー攻撃のニュースが続いています。既に報道されている通り、セキュリティに十分な投資をしているはずの大企業からも情報流出が起きており、この流れは今後さらに広がっていくと見ています。
特にAIを使った攻撃は、まだ序の口だと考えています。予約確認を装った巧妙な詐欺メールや偽サイトの作成などが自動化・大量化しつつあり、「うちのような小さな施設は狙われない」という前提はもう通用しません。宿泊施設や観光施設は、ゲストの氏名・連絡先・パスポート情報・決済情報など、狙われやすい情報を多く扱っています。「攻撃は必ず来る」という前提で、被害を小さくする備えをお願いいたします。
ソフトウェアのインストールにご注意ください
Windowsアプリ、Chromeの拡張機能なども、信頼できないものが数多く出回っています。フロントや事務所のPCは複数のスタッフが使うことも多いと思いますが、便利そうに見えても不用意にインストールしないよう、スタッフの皆さまにもお声がけをお願いします。判断に迷う場合はお気軽にご相談ください。
ゲストの個人情報の取り扱いを見直してください
万が一侵入された場合でも、流出する情報を最小限に抑えることが大切です。
- 宿泊者名簿やパスポートの写しなど、個人情報の入ったファイルは、誰でも見られるフォルダ(共有ドライブも含みます)に置かず、閲覧できる人を必要最小限に絞る
- 必要のない個人情報は、そもそも取得しない
- 法定の保存期間を過ぎたものなど、不要になった個人情報は速やかに削除する
シーズンごとに入れ替わるスタッフのアカウントや、共有フォルダの閲覧権限が残ったままになっていないかも、あわせてご確認ください。
使っていないサービスのアカウントを整理してください
予約サイトや各種クラウドサービスなど、外部サービスからの情報流出はこちらでは防ぎようがありません。以前登録したまま使っていないサービスのアカウントは、可能な範囲で削除しておくことをおすすめします。また、予約管理やOTAの管理画面など重要なアカウントには、二段階認証の設定をお願いします。
ネットワーク機器の点検・入替も承ります
「何年も前に当時のスタッフや業者が設定したまま、管理者パスワードが誰にもわからない」「設定した人がもういないので、中身を誰も把握していない」――ルーターやWi-Fi機器に限らず、電話システムやサーバーでも、こうした状態のまま動き続けている例は少なくありません。古い機器はセキュリティ更新が止まっていることも多く、攻撃の入口になりかねません。また、ゲスト用Wi-Fiと業務用ネットワークが分かれていない場合は、早めの見直しをおすすめします。機器の調査・整理・入替を承っておりますので、ご相談ください。
万が一の際の対応について
サイバー攻撃を受けた場合の初動対応は、月額サポート契約をいただいているお客様を優先させていただきます。被害が広範囲に及ぶ状況では、ご依頼が集中することも予想されますので、あらかじめご了承ください。
社内に現在のネットワーク環境を把握している方がいらっしゃらない場合、いざという時に状況の確認だけで時間がかかってしまいます。特にハイシーズン中のトラブルは、営業への影響も大きくなります。日頃から環境を把握しておくことが、早期復旧の一番の近道です。この機会に、月額サポート契約もご検討いただければ幸いです。